引ったくり防止防犯教室

今年に入って安城警察署管内、特に知立市は引ったくり犯罪が多発しています。そこで安城警察署生活安全課、知立市役所市民協働課が老人クラブの方を対象に被害に逢わないよう防犯教室を行いました。本来であれば、屋外の公園で実演をかねて行う予定でしたが、あいにくの雨ということで、急遽公民館の講堂に場所を変えて行われました。昨日市内で3件の引ったくり被害が発生したという報道がありましたが、これで今年に入ってから安城警察署管内で16件の引ったくりがあり、そのうちなんと10件が知立市で発生しています。被害は圧倒的に夜間が多く、駅周辺(500m以内)の比較的人通りの少ないくらい道で発生しています。犯行の手口や目撃情報から数件は同一犯の犯行という見方をしており、警察も頑張って捜査しているようです。もちろん犯人を捕まえることは大事ですが、市民も被害にあわないように努力をする必要もあると思います。

①かばんの持ち方…かばんは道路側に持たない。手提げより肩掛けが安全。

②背後の気配に注意する…ほとんどが後ろからやってきます。不審に感じたら後ろを振り向いてやり過ごしましょう。

③バイク・自転車に注意…犯行の多くは原付バイクか自転車です。特にバイクは音がしますから後ろから来たバイクには注意を払いましょう。

④前かごネット…自転車のかごにかばんを入れる場合は、防護ネットをかけましょう。

最近被害にあっている方の多くが、歩きながら携帯電話をしており、会話に夢中になっていて気配に気づいていないということです。以前は年配の女性が被害にあっていましたが、最近は男性や若い方も、被害にあっています。昨年来言われていた知立市の犯罪発生率No.1の汚名は今年に入って返上できています。警察の努力も大切ですが、市民が犯罪に目を光らせること、自分が犯罪にあわないように最善の努力をすること、これが大事になってきます。「安全なまちづくり推進指導員」として、今後も犯罪を減らす啓蒙活動を行っていきます。