スクールガード活動推進員研修

愛知県教育委員会が主催する「スクールガード活動推進員」の研修に参加しました。その際のグループ討議で司会者が「防犯ボランティア活動で大変なことやご苦労は何ですか?」と質問をしました。多くのボランティアリーダーの方が「人が集まらない」「登録はするけど活動に出てこない人が多い」「地域が頑張っているのに保護者が出てこない」などとたくさんの意見が出てきました。こういう話は盛り上がるのですが、解決策もなく前に進みません。私は僭越ながら「ボランティアの人に大変なことは何ですか?という質問がナンセンスだ」というお話をさせてもらいました。ボランティアは「大変だからやらない、楽だからやる」わけでもなく、参加できない人を気にするものではないと思います。「できる人が、できる時に」やればよいと思うし、大事なことは「何のために、誰のためにやるか?」だと思います。だから質問をするなら「ボランティアをしていてやりがいは何ですか?楽しいことは何ですか?」が正しいと思います。実際本校みまもり隊は活動を通じて、子どもを中心に学校・地域・保護者が密接なつながりと信頼関係を持つことができていると思います。多くの地域隊員の皆さんが子どもたちや隊員同士の「交流」を楽しんでいただけていると思います。また保護者も本来であれば自分たちでやらなければいけないことを地域の方がすすんでやってくださっていることに感謝しています。また学校も献身的に活動の補助をしてくださっています。

「あまり積極的に活動できないので…」という方が見えましたが、私は年に数回の活動でもそれは立派なみまもり隊員だと思います。回数や内容ではなく、大切なことは少しでも良くしたいという「心」だと思います。私自身みまもり隊の活動は大好きです。自分でも少しは役に立てるという気持ちと、子どもたちからもらえる明るい笑顔とあいさつで清々しい気持ちになります。発足当時から「みまもり隊の活動に一切縛りがあってはいけない」という基本ルールのみ決め、内容は隊員の皆さんがご自身で判断していただく形をとりました。それが良かったのだと思います。皆さんの思いやりの心が形となって現れているのだと思います。

これから暑い季節になりますがご健康には十分ご配慮いただき、これからも1日でも長く一緒にがんばっていきましょう。