猿渡川堤防不法投棄

我が家には11歳になる老犬がおり、その散歩が日課になっています。近所の堤防沿いを散歩するのですが、日頃からゴミのポイ捨てが非常に多く、心を痛めていました。時折、目に余るときは回収をすることもあります。ここは近所にあるスーパーから巨大集合住宅への通り道になっており、心無い住人によるポイ捨てにより近隣住民も迷惑をしています。条例などによりゴミのポイ捨てや不法投棄を厳しく罰する仕組みを作ることはできても、それによってマナーを守れない、モラルのない人の心を変えることはできません。本日は堤防に目に余る本などの大量不法投棄が見つかりました。中には青少年が見ることを禁じられているような書籍もあったため、早急に回収し処分しました。「人を思いやる気持ち」これは人間社会において決して「ゆとり」などの問題ではなく、必要不可欠なこころだと思います。最近は「思いやり」以前に、「人に迷惑をかけることをなんとも思わない言動」に遭遇します。本来は「子どものうちに周りの大人がまず自分の行動で示し、それを言葉と態度で教えていく」ものだと思いますが、学ぶ機会がなく大人になってしまった人達に対して、法律で取り締まることが最善の策なのか?と疑問を感じます。規則で取り締まることは本来「何故それをしてはいけないのか?」ということを理解していることが重要で「規則で決められているからやってはいけない」という考え方は未熟です。ただ基本的な「思いやり」すら学ぶ機会がなかった人が「人から謙虚に学ぶ」ことを学ぶ機会は少なかったと想像できます。だから善意で助言しても敵意をむき出しにされるケースがあり、それを恐れて周りはあえて見ない振りをする。当の本人は気付かずに孤立して行き、社会に対してさらに不満を募らせていく。こんな悪循環をどこかで断ち切らないと、トラブルがエスカレートしてからでは遅すぎます。何かの本で読みましたが「子どもの問題はまず親育てから」、「地域の問題は人育てから」とのことでした。しかし現実学ぶ姿勢のない人を育てることはとても難しいことだと思います。

とりとめのないコメントになりましたが、ゴミを回収しながらそんなことを考えていました。