タウンミーティング

本日は同年代の市民の皆さんに向けてのオープンのタウンミーティングを行ないました。これまでは後援会の役員の方や町内会の役員の方に向けて「市政報告」 を行なったことはありましたが、「同年代」を対象に「オープン」にしたので準備の段階ではかなり緊張しました。しかし、市民の代表として議会に参加している以上、「市民に市政を分かりやすく伝えること」と「市民の生の声を市政に反映させること」は議員の責務だと確信しているので、ここは避けて通れません。内容は前半、まずは議論や意見交換をするうえで最低限の共通認識を持っていただくために「議会に関する基礎知識」をお話させていただいた上で、市政報告として平成23年度予算の概要と当面の諸課題について説明をしました。後半はその上でそれぞれの立場や経験からたくさんの質問をいただき、またお互いに現状認識での意見交換を積極的に行ないました。当初予定していた時間を大幅にオーバーしてしまい、一部の方にはご迷惑をお掛けしました。

予算についてはこれまでにも市の広報や議会だよりにも掲載はされていますが、皆さん認識が薄く、あらためて解説をすることで現状を理解していただけたかと思います。その中でも「連立事業を含む駅周辺整備事業」にかかる費用と期間には皆さん多くの疑問を持っておられました。またそこから話が派生して駅周辺だけでなく知立市全体のこれからのまちづくりについて意見交換を行いました。今回のミーティングは第1回目ですので、今日を契機にまた第一線で活躍されている皆さんが将来のまちづくりに関して日頃から考える機会を増やしていただき、たくさんのアイデアがこれから出てくるのではないかと期待しています。また、議会改革の中の議員報酬や議員定数に関して、県内の市議会のデータを集めた一覧表を資料として提出して、意見交換をしていただきました。皆さんの意見は「データで他市と比較すれば報酬も高いとは思わないし、人数も特別多いとは思わないが、そういう評価でいいものか?」、「民間は成果で評価するのが一般だが、そもそも議員がどのような活動をしているかわからないから、報酬が高いのか安いのかも判断がつかないし、人数が多いのか少ないのかも判断できない」というものでした。これは狙い通りで、これから皆さんにそれを評価してもらうために、議会や議員活動にまず関心を持っていただいて、内容を理解していく中で判断していくきっかけとなる第1回目としては、今日は上出来だったのではないかと思います。議員の資質向上には市民の皆さんにも意識向上していただく必要があると思います。厳しい評価の中で成果を上げてこそ、広く市民から信頼される議会人になれると確信しています。これからも回を重ねていく中で私も厳しい質問によってブラッシュアップされていくことにワクワクしています。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

同年代を対象にしたタウンミーティングは半年後を予定していますが、またそれまでに世代を限定せずに近隣地域などでも開催したいと思っています。開催にご協力いただける方はぜひ一度ご連絡下さい。